マルチメディア情報処理論
プログラム評価レポート
49-36218       山田 陽介     
yamada@cvl.iis.u-tokyo.ac.jp
ユーザーテストの内容
■ 被験者は山田(PC中級者)、被験者2(20代女性、PC初心者)、被験者3(20代男性、PC中級者)で行った。
■ まず山田が各プログラムについてテストを行った。その際はじめに各プログラムの操作をアプレット上で確認してから行った。
■ 他の被験者にはタスクの説明を行った後、実際に操作をデモンストレーションしてから作業をしてもらった。
■ 他の被験者は上記の説明だけでは作業が進まなかったので、1期→2期→3期という作業の戦略を与えた。
三森 慶卓君のプログラム
割り当て作業所要時間:山田−15分 被験者2−22分 被験者3−27分
評価:3
<スクリーンショット>
<本プログラムの特徴>
■ 右の研究室欄で実際に割り当てられている人数が確認できる。
■ 氏名欄のクリックによって希望している研究室、及び実際に割り当てられているが強調表示される。
■ 研究室名のクリックにより割り当てられている生徒の順位欄が強調表示される。
■ 希望順位ごとに点数を設け、評価の目安とした。
<良い点>
■ 研究室のクリックで希望者が強調表示される機能は大変使いやすい。最終目標(3人づつの振り分け)に直結した機能である。
■ 作業時間の短さに加えて、コツをつかめば作業自体も非常にスムーズにできた。
<悪い点+改善策>
■ 割り当てを動かした結果が色の変化でフィードバックされるのは最終結果がわかりにくい。セルの内容ごと動かせるほうがよい。
■ 逆に氏名欄のクリックは全く用いなかった。
■ 研究室の割り当て人数は視覚的な表現にすればなおよかった。ただし現状でも十分。
■ 研究室のクリックによる希望者の表示が2つ以上の研究室について同時に行えるとなおよかった。
■ 操作内容、目的がアプレット自体を見てもなにもわからない
■ 第1期、第2期、、と調整していったので、揃い終ったところはFIXしたい。
稲葉一浩君のプログラム
割り当て作業時間:山田−17分 被験者2−27分 被験者3−放棄
評価2
<スクリーンショット>
<本プログラムの特徴>
■ 左の表に各期の配属結果が表示されており、ドラッグードロップにより動かせる。
■ クリックするとアクティブなセルが浮き上がるので視覚的に動かせることがわかりやすい。
■ 右に研究室の割り当て人数表を作成し、バー表示とした。
■ 研究室をクリックすることで希望している学生を強調表示でき、マウスの右、左クリックによって色を使い分けられる。
<良い点>
■ 研究室の割り当て人数のバー表示は使いやすい。が、上下の幅が狭いので第1期、第2期等の区別がつきにくい。
■ 研究室ごとの学生の強調表示は便利。だがカーソルを話すと消えてしまうのが不便。
■ 色が変化するのではなくセルの内容が入れ替わるのは最終結果がわかりやすい。がこの場合色分けにほとんど意味がない。
<悪い点+改善策>
■ まず動作が少々重い。グラフィックを綺麗にしたせいか?
■ 見にくい(色が薄い)
今井照之君のプログラム
割り当て作業時間:山田−放棄 被験者2−放棄 被験者3−放棄
評価:1
<スクリーンショット>
<本プログラムの特徴>
■ 色分けを割り当て時期だけでなく希望順位でも可能にした(メニューバーから選択可能)
■ 説明を表示した
■ 希望順表の横に実際の割り当て表(3期まで)を追加し結果の表示はそこで行う。
■ 閾値以上の生徒数を割り当てられた研究室に警告表示できる。
■ 各研究室に割り当てられた学生の名前を表示した。
<良い点>
■ 5人以上割り当てられている研究室に対する警告表示は良い。
<悪い点+改善策>
■ 希望順位表が一番大きく、メインに見えるが動かない。最終結果につながらないので不必要。
■ 自分がなにをしているのかわかりにくい(フィードバックが目立たない)
■ 生徒の氏名の表示(各研究室枠)がみづらい。他の2人のようにクリックで表内が強調表示されるほうが良い。
■ 入れ替えの結果が3期の割り当てられた部分しか表示されないのが最終調整の段階で非常に使いにくい。
■ メニューバーからの表示の入れ替えは気付きにくい。
<全体的な考察>
今回プログラムの評価をするにあたって気がついたことをまとめる。
■ 全体的にアプレット内に説明がない。作業の内容、目的を示唆するものがほしい。
■ UNDOの機能がない。
■ 目標に向かった操作を重視したものが使いやすい
■ 被験者のレベル、さらにはプログラムの習熟度をどこまで設定するかによって必要な機能が異なる
■ 自動割当機能を追加するなどして、マニピュレーションの範囲を明確に限定することが重要。
■ 初心者は文字数の多さにまずやる気をなくすらしい。色分けを各研究室ごとにして文字を排除すれば解決するかもしれない。
今回のタスクはいわゆる単純作業のように見えるが、実は個人によって問題への取り組み方(戦略)がさまざまに変化する。この戦略の多様性に起因する問題にもインターフェイスとして対応しなければならない。今回のテストに協力してくれた被験者からは、操作自体は認識していても、「まずなにをすればいいのかわからない」という反応が返ってきた。そこで山田が1期→2期→3期という調整の順序を示唆したところ、その後はある程度スムーズに作業が進んだ。このようなタスクの場合、実際の作業効率を向上させるインターフェイスに加えて、戦略の決定をアフォードする仕様が求められる。しかしこの問題は、このタスクを何回も繰り返すユーザーにとってはそれほど重要ではない。インターフェイスもユーザーの対象を限定して設計するべきものであることが確認できた。
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